これは読み終わった記念に描いたトリアッティ+グラムシ&パルコ(イタリア共産党)
上のイタリア語は「サレルノの転換、我々の未来のために新たな道を切り開こう」です(翻訳機)。
思い切り妄想ですが、グラムシ亡き後も頑張っていたトリアッティが、今の僕たちを見て彼も喜んでくれるかな、的なことを思ってたらエモ…いな…と……いう感じでした(パルコの返答は、絵の表情が語るとおりです)。
追記でTwitterなどに投げていた感想をコピペしておきます。言いたくなったことを叫んでるだけなのであまり中身はありません。
・ファシズムのイデオロギーの話は抽象的で難しいなと思ったけど、その後の具体的に誰がどのようにファシズムを捉えていたか、何をそう呼んだか、イタリアではどのように生じることになったかみたいな話はまだ理解しやすく面白い。ドイツの方の話もある
・116頁〜 ファシスト党と社会党の平和協定の話。マジで不安定且つ短命なものでしたのね
・この平和協定においてもだが、その後の内閣でもムッソリーニは社会党への協力を求めていたのだな…?
・共産党が、我々はファシスト党を止められなかった、しかしフランス共産党を見ろ、我々も彼らのように頑張るぞ、みたいな話が書いてあってにっこりしました
スペイン本でもフランスの話出てくるしほんとフランスも知りたいすな…
・ファシスト党が、最初は他の諸党と協力するつもりだったが、問題にぶち当たって他党全員滅するしかないというようになった話は興味深すぎるんな
・ずっとファシズムやファシスト党の話が続く訳だが、こうやって読んでると(当然ではあるが、)ファシスト党も他の政党と同じような党内の対立や状況による方針の変化や葛藤みたいのがあって面白いなぁと思います
・164頁〜 イタリアとドイツのファシズムの比較の話出てきてますわ…
・イタリア共産党が、「人民のもとへ!」ならぬ「大衆のもとへ!」的な話をしててとても面白い。そのためなら敵の懐にも入るべきだという話をしている
・202頁に「ソ連友の会」ってなんかほんわかするワード出てきました
・イタリアでもスペインでも「ドイツのようにはならねぇ」という主旨の文言が出てくるわけで。言われちゃってるぜSPD
・トリアッティとグラムシ仲良くてにこ…としてたら、第三回党大会が両者の永久の別れのしるしになった的な一文出てきてうわ〜〜ってなった
・トリアッティが中共の党大会に顔出してたのも驚きでしたが、ロシアのかのベリンスキーを評価したと、突然まさかここでベリンスキーが出てくるとは思わなかったんだ
・巻末の解説、要約するとトリアッティめちゃすごいよ、イタ共はグラムシだけじゃないよって話してる。たしかにすごい(KONAMI)
・トリアッティと同志グラムシとの仲が良しでエモだったのと、国境跨いで活躍する姿やイタリア共産党を導く姿がすごく好きだなぁと思いました