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オーウェンはすごいんだなぁという話

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ロバート・オーウェンの本二冊を読み終えました。永井義雄氏と土方直史氏のものを。個人的には土方氏の方がわかりやすく手元に置きたいなぁと思ったんですが、何故か密林にあるのが高値に…(需要がないのか供給が少ないのか…)。読書中、オーウェンに愛着が沸いてきた私は、確かに色々と問題があったとはいえ「空想的社会主義者」なんて悪口で呼ぶのはなぁとか思ったんですが、理解が深まるにつれ、確かにこの楽観的な考えと、経験論的な主張、時折なんとかなるっしょ!という感じを受ける行動は、「空想的社会主義者」と呼ばれるのも納得…みたいに思えてきた罠でした。マルクスエンゲルスの見解は正しかった。(ちなみにこの両者、オーウェンを批判する一方で、ちゃんと賞賛するべきところは賞賛しているようでほっこり(?)しました)
しかし人間に対する肯定的な考え方、階級闘争ではなく階級調和を重んずる平和主義、また博愛主義、どれだけ財産を注いで、それが失敗しても諦めず最後まで自分の目指す社会改革のために行動していたというのは本当に素晴らしいなぁとおもいました。覚書ぎがてらた触れておくと、オーウェン主義者の間で、オーウェンが「ソーシャル・ファザー」と呼ばれてるのは興味深かったです。尚、オーウェン主義者たちはさらに「ソーシャル・フェスティバル」とか「ソーシャル・クリスマス」とか「ソーシャル大聖堂」とかなんでもかんでもソーシャルつけてたそうで、これはちょっと笑ってしまいました。
本当、オーウェンの思想の影響力と重要性も分かってくるとより面白みが深いです。もっと本を読んで勉強したいですなぁ…。研究者が咀嚼してくれたものばかり読んでいて、伝記の類をまず読まない奴(趣味の範囲だから赦して…)なんですが、オーウェンの自叙伝はわりと読んでみたい。面白そう。

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